今回の新3大は、現代のガチャガチャ・ブームの礎(いしずえ)を作ったと言われるコスモスの斬新すぎるガチャガチャです。

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コスモスは1977年創業。
最盛期には、自動販売機が6万ヵ所、50万台に達し、年商180億を売り上げたそうです(1982年度)。
そして、経営破たんしたのが1988年(破たんの理由は諸説あるーウィキぺディア「コスモス」より)。
この11年ほどの期間に少年期だったのは、40代後半から30代後半の人たち。
この世代の方々にはコスモスはとても懐かしいガチャガチャなのではないしょうか。
私はまあまあ大きなお兄さんになっていたので、コスモスのガチャガチャで遊んだ覚えはありませんが、この独特のコスモスのロゴはなんとなく覚えています。 
おそらく当時は全国の街のここかしこにコスモスの自動販売機が置かれていたのではないでしょうか。

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① ○○ボール

そのコスモスがどのようなガチャガチャを世に送り出していたかというと…

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ゴムの塊を着色した月の石w

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 電卓は模型なのでもちろん使えない。

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蛇口のミニチュア模型。 

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青木さん限定キーホルダーw

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ゲーム機のボタン。
マツコさん(42)はこれで、コスモスのことを思い出すw
 
そして、子供たちに特に人気だったのはスポーツ関連ガチャガチャ。

そんなスポーツ系ガチャガチャの中でも、有識者(ワッキー貝山氏)にインパクトを与えたのがサインボール。 

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ツッコミどころ満載の一品w

まず、長嶋茂雄ではなく、息子の一茂。
シマが嶋ではない(これはミスか故意かよくわからない)。
よく考えると、ただの名前を印刷したボール。
名前の上に堂々KORIA。

これを手にした時の有識者(ワッキー貝山氏)は、『なかなか手に入らないから、まあいいか』と、自分で気持ちを盛り上げたそうですw
 
② ○○カー

1970年代後半スーパーカー・ブーム到来。
スーパーカー消しゴムが大流行。

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 コスモスもこのブームに乗っかり、数々のスーパーカーを生み出します。

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特大スーパーカー。
 
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スーパーデコトラ消しゴム。

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未来カー。
ハライチの漫才のようにだんだん本筋から離れていくコスモスw

ところが、学校にスーパーカー消しゴムや車のおもちゃを持っていく子どもが増えてきて、当時はそれが問題になってきました。
そんな世論をいち早く察知したコスモスが、満を持してフ登場させた○○カーがこれ。

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公式カー!?

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数学の公式がボディに描かれてある画期的なデザイン。

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これで三角形は制覇w

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他に穴埋め算や分数の足し算などもある。

しかし、残念ながら子供たちには人気はなく、コスモスの”遊びと勉強の融合”の試みは失敗に終わりました。

③ ○○パズル

1980年代にルービックキューブが流行すると、すかさずコスモスはそれをパクッたパズルをガチャガチャに投入。
 
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さらにバリエーションも加えます。

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そしてまた、だんだん本筋から離れて迷走を始めます。

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ただチュープをつなげるだけのパズルw

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数字がロボットにトランスフォーム。 

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もはや、パズルではなくなってしまう。
 
 そして、迷走を極めた一品がこのジグゾーパズル。
有識者(ワッキー貝山氏)によると、これはコスモスを象徴するパズル。

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 これを完成させると…

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鍋焼きうどんww
子供相手に何故このチョイス??

コスモスがバブル絶頂期に経営破綻してしまったのが、何となくわかるような気がします。