今回は、農家などを中心に秘かなブームを呼んでいる”ロケット・ストーブ”を製作します。 ロケット・ストーブについてはおいおい詳しく説明されますが、熱効率が良く、製作費が安いのが最大の魅力です。

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今回のゲストは、タモリ倶楽部13年ぶりの登場の八嶋智人さんと、東京03の面々。

 yasima

tokyo03

まず、ロケット・ストーブの達人、岩越松男さん(本業:建築関係)がロケット・ストーブについてレクチャーします。

まず、ロケットの名前の由来ですが、① 煙突部分がロケットの噴射口に似ている ② 燃やすとロケットのような音がする、からだそうです。
別に飛ぶわけではなそうですw

次はロケットストーブの”燃焼の仕組”みを解説。

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一斗缶を二つつなげた中に、Jの字の煙突が通っています。
一斗缶と煙突の隙間には断熱材(パーライト)が詰められています。

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焚口に入れた薪に火がつくと、煙突内部に上昇気流が発生し炎が内部に引き込まれます。
さらに断熱材の効果で内部が高温になり、煙に含まれている可燃性ガスも燃焼します(二次燃焼)。
この二次燃焼が、ロケット・ストーブの最大の特徴です。

 ロケット・ストーブのメリット ① 煙がほとんど出ず、効率よく熱になる ② 薪を差し込むだけで火が燃え続ける

また、一斗缶に取っ手をつければ、持ち運びも簡単です。

 一通りレクチャーを終えたところで、ロケット・ストーブのマニアが紹介されます。

小川真澄・正子さんご夫妻(ブドウ農家)の作品。

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 ドラム缶を使った大型ロケット・ストーブでコーヒー豆を焙煎。

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さらにオーブンアタッチメントを付けて、

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自家製ピザ。

次は大井義久さん(鉄工所経営)の作品。

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らせん状になったパイプがミソ。
断熱材を使っていないので、この丸まった部分で暖をとれます。

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 煙突を外に出せば、テントの中で使えるそうです。

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こちらはイスを囲んでいるパイプ部分で暖を取ります。

 






ぼくはお金を使わずに生きることにした
マーク ボイル
紀伊國屋書店
2011-11-26