日本のジオラマは、玩具メーカーのタミヤが発売した模型(戦車など)に背景をつけてリアティを出すことから始まったそうです。
そう言えば、子供の頃やりました。
プラモデルの戦車にパテを塗って、弾痕をつけたりしました。 

今回は”汚しの天才”と言われる荒木智さんの作品の紹介です。
”汚し”とは作品にキズ・サビなどを再現して、よりリアリティを出すことです。 

araki1

① 「GOTHAM CITY」 

GOTHAM CITY(ゴッサムシティ)はバットマンシリーズに登場する架空の街。
街の退廃っぷりがこのジオラマ作品の見所です。 

荒れ果てた街…。

 gotham1

ゴミ置き場もリアル。

gotham2

ゴッサムシティに進撃の巨人!?

 gotham3

奥様の美香さんも、夜な夜なジオラマ作りをお手伝いしているそうです。

araki5
 
② 港の片隅で

次は偶然見つけたネット画像を元に、作家の妄想(想像力)で肉づけして完成させた作品です。
妄想をいかに形にするかが、ジオラマの醍醐味なのだそうです。

消波ブロック。

minato3

朽ちた漁船と軽トラック。

 minato2

発泡スチロールの箱に溜まった汚水。

minato4

軽トラの中には、色あせた雑誌(ポストとプレイボーイ)とタバコ(ハイライト)。
妄想Maxです。

minato1

船は紙でできています。
朽ちた質感を出すためには、木では繊維が大きすぎるのだそうです。

 minato5

タモリ倶楽部でも昨年ジオラマを特集していました→タモリ倶楽部 10月31日放送~ジオラマ作家の世界










よくわかるジオラマ趣味 (NEKO MOOK)
ネコ・パブリッシング
2014-05-29