今回放送の怒り新党新3大○○調査会のコーナーで、初めてベア・グリルスという人を目にしました。

ベア・グリルス氏(40)は元イギリス特殊部隊でサバイバルの専門家です。

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ディスカバリーチャンネルで「MAN vs. WILD」というサバイバル番組を放映しており、今回はそのシリーズの一部が紹介されていました。

オシッコをスキー板の滑り止めに使う。
靴だけ履いた全裸になって極寒(-26度)の川を渡る。
自分の指を餌にして、大ナマズを釣り上げる。
オシッコをかけてナマズに噛まれた傷を手当てする。 
海にオシッコをして、サメをおびき寄せる。

やっていることは超人的なのですが、この編集で見てしまうと”ハンサムな変態オジサン”という印象だけが残ってしまいました。

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しかし、調べてみるとベアさんは筋金入りのサバイバーかつ冒険家のようです。
特殊部隊時代にパラシュート降下で背骨を折る重傷を負いながらも18か月間のリハビリの末に復活。
復活後、すぐにエベレスト登頂を成功させます。
他にも水上オートバイでUK(連合王国)を一周したり、凍結した大西洋をゴムゴートで横断したりしています。
 
ベア氏の 「MAN vs. WILD」の他の動画を見てみましたが、やはりハードです。
生きた大型哺乳類などをナイフで殺して生で食べるシーンもあり、長年お米と菜っ葉とお魚で生きてきた我々東アジア人にはキツイ内容でした。

でも、考えてみると人類のご先祖はこうやって虫だろうがサソリだろうが動いているものは片っ端から食べて生き延びてきたのでしょうね。
アングロ・サクソン系(イギリス人、アメリカ人)が食べ物の味に無頓着なのも納得できます。
サバイバルにとって、大事なのはカロリーと栄養です。
味がどうの、姿がどうのと言っていては生き残れません。

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多分「MAN vs. WILD」は好きな人は大好きで、嫌いな人は絶対見たくない番組だと思います。
現に、ベアさん本人も奥さんと子供たちにはなるべく見せないようにしているそうです。
 
日本でこういう番組をやれる人はいるでしょうか。

”百獣の王”武井壮さんあたりが頭に浮かびますが、某局のサバイバル特番でもさすがに彼もキツそうだったし…。
この分野では競争相手がいないから、やれれば引っ張りダコなんだけどなぁ。

 
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2014-04-18